やってみせる
ガソリンスタンドで「スタンプが8個貯まれば1回無料で洗車」というカード(カード1)と、「スタンプが10個貯まれば1回無料で洗車」というカード(カード2)の2種類を用意します。これだけだと後者のカードの方が不利ですが、カード2を渡す時には2個のスタンプを無料で押すというプロモーションを行います。
この2種類のカードを実際に使ってもらうとどうなるか?すべてのスタンプを集めて無料洗車を請求した割合を比較すると、カード1では全顧客の19%に過ぎなかったのに対し、カード2では34%に上ったそうです。
これを見て思ったのはコーチング手法で「やってみせる」との対比.
例えば
では教えるということは次のような段階を踏むべきと教えているようです.
- (1)言って聞かせる
- (2)やってみせる
- (3)やらせてみる
- (4)結果を伝える
- (5)ほめて自信を持たせる
- (6)さらによくなる方法を示す
- (7)次の目標を設定する
これを最初にあげたスタンプカードでは(2)を強化したようなものなんではと思いました.マーケティングと教育ってそんなに無理なく置き換えができるんではないかと?つまり広告の最終形と私が思うViral Marketingは実は教育論を見ればヒントがあるんではないかと思います.