ル・コルビュジェ シンポジウム


六本木ヒルズル・コルビュジエLe Corbusier)のシンポジウムがあったので聴講者として参加してきました.


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何: 「ル・コルビュジエと現代—21世紀における意味と世界遺産登録に向けて」シンポジウム
時: 20070226(Sat.)1830-2115
所: 六本木ヒルズ49F
人: Jean-Pierre Duport(ル・コルビュジェ財団理事長),Kiran Josh(インド・チャンディガール建築大学教授),青柳正規国立西洋美術館館長),パネリスト(建築家: 伊藤豊雄,青木淳千葉学),他聴講者300程度
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各国のLe Corbusier作品をTransnationalにまとめて世界遺産に登録する動きがあり作品がList化されている,日本の国立西洋博物館もそのListに加わりたいと思っている.

  • Le Corbusier財団は,Le Corbusier建築を世界遺産に登録したいと思っている
    • 2008年に暫定登録,2009年に登録を目指している
    • 今までのWorld Heritageは同じ国で閉じた登録であったが,Le Corbusier建築のWorld Heritageに登録は国にまたがってしたい
      • 単一の建物ではなく,地域ではなく,Corbusierという人を軸としたTransnationalな登録
  • AsiaにはIraq, India, Japanにあり,IndiaとJapanで協力してやっていきたい
  • 日本 国立西洋美術館
    • 1959年日本政府は当時としてはとても頑張ってお金を出した(1000万円くらい)
    • 50年経つことで登録することが可能になると判断した
    • 棚から牡丹餅的な登録で東京にとって貴重なチャンスである
  • India Chandigharh
    • 普通の建築の世界遺産化はIndiaとしては難しいという認識があった
    • Indiaでは最低100年という認識があり,50年では評価付けできないという判断があり難しかった
  • France
    • 登録はどこかの国が出さないといけないのでFranceがしようとまとまった from 2004
    • 国立西洋美術館もこれからListに入れて行きたいと思っている
  • 日本でコルビュジェが流行った理由
    • 必ずしも日本人だけが好きではない
    • 日本は論理的ではなく,人間味あふれるものが好き
    • 変幻自在,感受性のおもむくままでつくる