環境問題と需要と供給の関係

を読んで主題とは違うところで考えさせられてしまいました.

酸素は地球の歴史で最初の環境汚染であり、地球生命全体の危機であった。


光合成ではCO2を消費してO2を出す植物,呼吸でO2を消費してCO2を出す動物/植物.
酸素を大量に消費する生命体がまだ少なかった時,酸素は地球にとって環境汚染物質であったとのこと.


その後,酸素を大量に消費する動物が多くなってバランスが取れてきた.つまり環境問題は需要と供給の関係なのであろうか?
最近は逆にCO2が環境の大きな問題の一つになっている.化石燃料消費の需要増,森林伐採/焼畑による供給減.
Gore氏をはじめ人間がいま環境問題に躍起になっているのは人類にとってふさわしくない形に向かって需要と供給の関係が崩れてきたからなのか?


更に次のような考えにも跳んでみた.
将来的にO2やCO2以外のものをエネルギーにする生命体が現れて新しい需要と供給のバランスを構築することはありえるのだろうか?
私は化学には詳しくないが,例えばNOXやウランなどは生命のエネルギー摂取において需要曲線の要素に組み込まれることはありえるのだろうか?
生命体が将来にわたっても有機物しかないと仮定すれば,有機物にとってC(炭素)が特に重要でありいまと大差がある大きな変化はありえないのかも知れない.
(これらのエネルギー摂取方法の議論には動物や植物間の生命体同士の共食いによるゼロサムもしくはマイナスサム循環は対象外としています.)


おそらくこれは,考えるべき人が考えれば自明の内容か,もっと短期スパンで 調査できるところ/地球に影響のあるところ じゃないと今の研究対象にならない内容に違いありません.
こんなことを頭で考えることは無駄なO2消費かも知れません.
何にせよ,また自分では分からないことを一つ,認識してしまった.