M1 2007感想

昨晩のM1は,楽しかったです.最終的に
1. サンドウィッチマン
2. トータルテンボス
3. キングコング
でした.


今年も残念,笑い飯.決勝First Roundで敗退です.ねたがなかったのか?Final Round用に良いねたを残したのか分かりませんが,もう一つでしたねぇ


First Roundの点数は
1. サンドウィッチマン
2. キングコング
3. トータルテンボス


上位3組は,私としては同じくらいでした.
キングコング = サンドウィッチマン = トータルテンボス
上の点数による順位は,出番の有利不利で決まった気がします.



Final Roundは,本当の結果とは違って私の感想では
1. トータルテンボス
2. サンドウィッチマン
3. キングコング
でした.特にトータルテンボスは,序盤にまいた種を最後にまとめ上げていくねたのストーリー性が好きでした.入りやねたの構成も確立されている.ただサンドウィッチマンの方がボケがアンタッチャブルのように鋭かった.キングコングは,First Roundのねたを越えられなかったし,必死すぎて間がなかった.普通の舞台なら頑張ってくれてはると応援するけど,みんなが必死のM1だとちょっと.


最終的に思ったのは,トータルテンボスサンドウィッチマンアンタッチャブルの型を取り込んでいる.トータルテンボスは特に突っ込みを,サンドウィッチマンにいたってはボケも突っ込みも取り込んでいる.突っ込みのおおもとはフットボールアワーかも知れません.特にサンドウィッチマンアンタッチャブルが良くやる「ああそうだろうよ.それができりゃXXまでできりゃあ」という感じの,突っ込み時に切れつつものり突っ込みのようにすることをありました.またそれが普通のボケ突っ込みを何度も見て慣れすぎたM1で受けているようです.キングコングもコンビ技の結集で見ごたえがありました.


結局,サンドウィッチマンが勝てたのは,

  • First Roundで最後の出番だったことで点数が少しゆるみ1位となってFinalの出番を最後に選べたこと,
  • First Roundを越えた時に,もう2つめのねたはないという話をして笑いを取り,かつ判官びいきしやすい雰囲気作りに成功したこと.
  • 大会が,敗者復活からの優勝というドラマを期待した雰囲気であったこと
  • 突っ込みの切れが評価されたこと

があります.


決勝First Roundの平均レベルは去年が良くなかったので,今年は良く見えました.ただFinal Roundの優勝レベルは,フットボールアワーアンタッチャブルチュートリアルは上回っていない.また今年の1位2位は微妙だと思うのですが,私はあの内容だったら,10年目で最後のチャンスだったトータルテンボスに勝って欲しかった.1位に対する感想が違うのは第1回の(中川家に負けた)ハリガネロック,第2回の(ますだおかだに負けた)フットボールアワーと思ったとき以来でした.


それにしても2003 決勝First Roundの笑い飯のねた,「奈良県立歴史民俗博物館」以上の衝撃はまだない.もうないかも.


ご参考