第1回プラカデミアサロンfor Social Innovation
CAC-社会起業家研究ネットワークの会合に行って参りました.
以下,★は私のコメントです.
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何: 第1回プラカデミアサロンfor Social Innovation
「グローバル・エコノミーと社会起業家(1)」
時: 20080519(Mon.)1830-2110
所: GLOCOM
人: 中多広志さん,大川新人さん,藤村成弘さん,
他30名くらい
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中多広志さんのお話
- 社会企業家(Social entrepreneurship)とは
- 機会均等に向けた活動に向けた活動
- でも達成感を考えると出だしは下からで這い上がった方がいい
- どれだけ感謝でき,感動できたかが人生の豊かさ
- あるメジャーリーガーは球団を写る時に契約に不満があったり,追われたのではなく,チャレンジ精神を保つ刺激として,違う球団へ移籍した
- TVの広告費は高い,かけ過ぎではないか
- TV広告費を下げることができれば,還元ができて,社会貢献ができるのではないか?
- ★ 確かにTVとメーカの意識はアンバランスで機会は平等ではない.無駄な金使いを排除することと,良い金使いをすることをどうつなげるか?仕組みをつくらないと無駄を省いたところで商品を安くしたり,社員に還元したりして社会還元はしない可能性も高い.USなどは税制などで社会還元を促す仕組みが日本よりはできている?
- 組織は情報処理体
- Vectorの提示とそれに向かって努力することが大事
- 思いには力がある
- 正の循環にいかに持っていくかが大事
大川新人さんのお話
- マイクロクレジットのお話など
- 社会企業家の位置づけなど
藤村成弘さんのお話
- MITなどが中心になっているOLPC(One Laptop Per Child)の話など
- 教育プロジェクトであり,マーケティングではない
- 大事なのはPCの配布だけではない
- NW接続,言語サポート,先生のリテラシー
★個人的な感想は,
- 結局は正の循環の仕組みづくりなんですよね
- Open Sourceではありませんが,低価格のものを作ることでパラダイムシフトがあるのではということ
- Open Sourceで誰でもコードを書き,ものを作れるのではないか
- PCが誰でも普及すると世界が変わるのでは
- OLPCは28万円の車と同じかそうではないか?
- 対象が子供で教育的という違いだけ?
- 100ドルのPCを配るOLPCが,28万円の車を配ったり,鉛筆を配るのと全く違うのは,子供に世界を見せるということではないか?中多さんの話にもありましたが知らないことにより機会を失うことを防ぐ目的があり意義があると思います.事業としては失敗したとしても普及品として広まるものの内容に意味がある.
- この集まりへの感想は,目的はいいと思います.ただ,広く知られていることを抽象的にメタにあげて議論している感じがしました.ブレストの前段階の情報交換といった感じ.私はどちらかというと提案や質問を戦わせる感じの方が好きなので今後どのくらい参加するかは未定