医者のドナー登録率?

臓器提供意思表示カード(http://www.jotnw.or.jp)を携帯している人がいた。提供に同意している。いいことだと思う。しかし,献血マニアである私でも臓器提供には同意していない。


本エントリでは骨髄移植にfocusを当てる.
セカチューの影響もあり骨髄バンクのドナー登録者数も増加し2004年11月には20万人に達している。しかしこの数は十分ではなく骨髄移植推進財団(JMDP)は30万人のドナー登録数を目標としている。しかし、私はまだ登録していない。


さて医師を母集団とした時のドナー登録率はどのくらいだろう?
全国の医者の数は25万人を越える。年一度の医師国家試験の合格者数は約7千人。
臓器提供可能な20〜50歳以外の方や健康上の理由,日本では非常に少ないだろうが宗教上の理由で臓器移植しない方を除いた母集団でもドナー登録率は小さいようだ。
もっとも医療の大切さを知っているはずの医者や医者以外の医療関係者でもドナー登録率が低いくらいなので、厚生労働省が必死に呼びかけてもむなしく聞こえてしまう。


欧米先進国は宗教に信心深い人が多いことが理由にあるのか,日本に比べて登録率が桁違いに高い(だいたい一桁違う)。その水準に持っていくにはどのようにしたら良いのであろうか?また臓器売買を防ぐため、提供者への大きな見返りが難しい中、如何にブームなどでせき立てて日本人を登録させるかというイベント頼りよりも、説得力のある医療側の説明や態度を求めることは難しいのかな?