心地よいとは何か?

私は岡本太郎の作品が好きです.
インパクトある作品でありながら飽きっぽい私もなかなか飽きないからです.
ポスターや絵を買うときは基本的に飽きないことを基準にしています.


美術館や博物館で「美」とは何かということを考えることがあります.歴史的に古くてすっごいとか,技術的にうまいことも大切なのですが,そんな外部情報抜きでも様々な人が共通理解で感じる「美」があるように思えます.
美しい絵/彫刻/人,おいしい味,心地よい音楽,笑い,香水などで多くの人が視覚,聴覚,臭覚,味覚などで心地よさを共通認識するのはなぜなのか?が理解できていません.
音楽,お笑い,達成欲を満たすことなど,驚きと安堵(緊張と緩和)などの時間的変動する波を利用する心地よさもありそれらは更に解析は難しくなるでしょう.しかし,その波さえ利用しない絵/彫刻の美に対する共通認識のプロセスを理解できていません.
黄金律が本当に先天的かどうかは分かりません.しかし,パブロフの犬のような後天的刷り込みでない心地よさもあるようです.


不思議です.
必要なのは分かりやすさでしょうか?ビジネス上で分かりやすいプレゼンも心地よいのですが,これは分かりやすいだけでなく心地よい刺激を伴わないとダメなものの一つです.刺激とは現状や今までの知識の差分であるため,経験によって異なるものも含まれると思います.


心地よさを直接的に脳へ刺激するものも研究されているみたいです.明晰夢を研究する方もいます.現実ではありませんが,昨日見た近未来映画にはカプセルに入って好きな夢を見ることによりリフレッシュする主人公がいました.ドラえもんの話にも同様なものがありました.
将来的に人間が脳を切り出して心地よい刺激だけを一生与え続ければ幸せ! とは思いません.でもその心地よさを求めるプロセスはもう少し知りたいです.