多機能とシンプル
iPod shuffleでは液晶表示の機能を省く戦略があった.
これは価格とデザインの観点からシンプルさを追求した結果のようです.
またはてなの近藤淳也さんはCNETで次のように発言なさっています.
技術的な見地からはいろいろなサービスが思いつきますが、ないよりもあったほうが便利だという理由でサービスをつけていくと、最終的にとても不便なものができ上がるというのはよくあることです。建築でいえば、「壁にニュースが出ていれば便利だ」とか、「家に帰ってきたときに玄関で電子メールが読めるといい」といったサービスを付けていくと、とんでもない家ができるようなものです。多機能だと逆に使いにくいこともあるように、相手の理解しやすい範囲を読み取ったり、相手の興味に合わせたりという心理学も含めた文系的な発想が、サービスを考える上では非常に重要だと思います。
多機能を追求するあまり、逆に使いにくくなる.そういえばむかし流行った多機能筆箱は今の小学生が使うことはないだろうなぁ.最近のケータイも色々な機能が入ってくるし,そのへんはどうなんでしょ.ツーカーのケータイほどシンプルになると困るけど,私の場合将来的にもほとんど今ある次の機能で完結しそうです.
- 電話
- できれば3人以上の同時通話も可能
- 電話帳
- 留守録音
- メール
- 入力が簡単だとよりいい
- サイト
- 乗り換え案内
- 渋滞情報
- ニュース
- 天気予報
- 株価
- ICタグ
- 位置情報センス
- 電子決済
- プレゼンス情報
UIを考える上で心地よさも大事であり,
その心地よさはシンプルさにつながることが多いようです.ユニバーサルデザインも大切です.
かといってビジネスをするならば色々なサービスを盛り込んで課金したくなるし,ユーザとしても色々できることは面白いかも知れない.
つまり多機能とシンプルさのトレードオフがあります.