第6回KM研究会 聴講
「ほとんど本屋になってきた」らしい橋本大也さんらの講演を聴いてきました.
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何: ビジネスモデル学会第6回KM研究会
- 〜『ブログ、メタデータの基幹系ビジネス応用』
- http://www.biz-model.org/whatsnew/detail.html?whatsnew=62
時: 2005年10月7日(金) 13:30-17:30
所: 東京大学 工学部3号館3階 会議室
人: 野村直之さん,橋本大也さん,山崎秀夫さん
議事録:ビジネスモデル研究会@mixi
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(★白)は私の意見
楽しい講演をありがとうございました.(★白)
■ ブログ×メタデータ=ビジネスモデル2.0(橋本大也さん)
内容は次のような感じ.
情報が3種の情報に分類できる.
- マスメディアが流す一次情報(木の幹に相当)
- 当事者,専門家の評論(木の枝に相当)
- 一般人が流す一次情報・二次情報(木の花に相当)
- ブログ,SNS
なかでも花に相当するブログやSNSなどによる口コミは購買行動に強く影響を与える.そのために花咲く仕組みづくりが大事.
- これらのデータ量はものすごく大きくなる
- 抽出(検索を含む)・加工して信頼性のある情報を得る必要がある
- データの抽出や解釈をするためにメタデータの利用が有効でメタデータ流通が活発になる
- ブログ・メタデータは投資フェイズであり,これに伴うビジネスモデルが期待される
- テレビブログを宜しくね!
- http://www.tvblog.jp/
- テレビブログとは橋本さんが関わるテキストマイニングをする会社(メタキャスト)が提供するサービス
- 幹レベル,枝レベルは音声認識ができるとスタンドアロンでも提供可能なサービスのような気もする(★白)
- テレビブログを宜しくね!
affiliateビジネスモデルが盛んになる
- 理論付けとしてLongtailが紹介されていました
またEPIC2014が紹介されていました.
- slide 22はEPIC2004ではなく2014ですね(★白)
- 10年後どうなるかという予測.
ご参考
情報の信頼性を確かめる手段の一つにSNSをはじめとしたソーシャル系の話があるのですが,その例として43Thingsが紹介されていました.その時に「43という数字の由来は?」と,どのたかが質問なさったので私は31日+12月ではないかとしゃべっていました.そのリンクです.
- 43(Things/folders)=12(months)+31(days)
私がこれを知っていたのは同じくGTD(Getting Things Done)で話題にされている43foldersからでした.
以下は資料を公開なさっていないようなので控えめに
- ロングテールで良く使われていたAmazonの57%という数字は既に修正されていますよ!(★白)
- マスから個へ
- 日本は言葉より感情が重要視される
- 日本人は感情的ではないが,感情に流されやすいのは確かだと思う(★白)
- はやるブログもエンターテイメント向けが多い(★白)
- 中心性(SNSなどで重要な人)の概念
- ネットワークの中で接続性が多い人.ハブとなる人
- ふたつの集団間をつなぐ人
- Y!がSNSをやれば日本のSNSのTOPになることも可能
■ 基幹系業務でのメタデータ本格活用を示唆する表計算オントロジー(野村直之さん)
- 目標はAskJevesのようなものをもっと機械で心地よくやりたい
- このように人力検索で行っているようなものに対して機械で心地よくしたいものです(★白)
- 名寄せは必要条件
- 日本語は同じ言葉を色々な表現をするので名寄せが大変である
でも要求が私に合う服などPersonalizedもしたいとなるとどうするんだろうなぁと思いました.そうするとRSsSなども関連してきそう?(★白)