4連投

早実が優勝しましたね.斉藤投手は4連投(4試合を4日間)ですごいピッチング,逸材ですね.それも決勝戦第一試合の延長戦も含めたフルイニングに登板だったみたいですね.
更に6日間に5試合でもあります.立派です.
ここで気になるのはこれで肩を壊さなかったとしても将来的なダメージがありそうな点.足腰はともかくピッチャーの肩は消耗品ですから、、、それに関連して


これらのエントリ,私が高校野球に不満を持つ2つの内の一つを私より詳細に考え,記述なさっている.すべてAgreeです.


ちょい昔までは,決勝進出する一つのチームが三回戦->準々決勝->準決勝->決勝と4連投,もう一つのチームが準々決勝->準決勝->決勝と3連投となっていました.これらの批判を少し考慮したのか,最近の高校野球は準々決勝4試合を2日間に分け焼け石に水をそそぎました.やっと、、、
それでも一人投手が投げきるチームの場合,2連投3連投では都合の良い雨天中止日がない限り避けれないわけで,肩に局所的に負担のかかる投手,しかも将来のある高校生には不十分な休息です.


さらに対戦相手と連投数が違うなんて試合として不公平です.これは

に私が小飼弾さんのブログを引用しましたが,くじをする前の公正ではなく,試合前の公正さがないという意味です.個人意見だと必ず中一日はあく日程にするべきです.少なくとも準々決勝4試合を同日開催し準決勝との間に一日は試合なし日をもうけるなどスポンサが嫌がることでもするべきだと思っています.都道府県予選もしかり.


もう一つ高校野球で気になるのは連帯責任です.監督が選手を殴るとチームが出場停止になる.アホかといいたくなります.責任の所在もそうですが,選手は泣き寝入りしたくなる罰則です.これに関連することは

で書かせて頂きました.高野連高校野球を教育の場として自称では位置づけています(個人的には教育の場にする必要はさらさらないと思っています).
今は何時代かと思わせるほど非論理的な連座制,成長途上の体をむしばむ大会日程,本当に教育の場なんでしょうか?


本来は主役であるべき高校生と,企業

  • スポンサである新聞社
  • 全試合甲子園開催するというブランドを重視するTV放送局
  • 長期間の球場貸出を避けたい球団

とのバランスを見直す必要はないですか?


また逆にPositiveな例として,大阪桐蔭の監督は完全復調していない中田に投げさせずに早実に負けました.これは勇気のあることです.
中田は2年生です.もし中田が2年生ではなく3年生の最後の夏だったとしてもそれができたか?は分かりませんが、、、