答えのない世界

大前研一,「答えのない世界」を生き抜く鉄則:ITpro,20070725

気になったところを勝手に要約

世界はうつろいやすい.4半世紀前,世界でトップ企業であったAT&TGMは落ちぶれた企業となってしまった.
しかしプラザ合意後,かつての固定相場制に比べ円が4倍となっても(今は3倍であるが),日本は耐えてきた.このように為替が変動しても競争力を保てる国はめったにない.日本とドイツくらいである.


小泉さんがやった改革はソ連崩壊時にゴルバチョフがやったグラスノチス(情報公開),ペレストロイカ(改革/再構築)と同じであり,国内を崩壊に向かわせている.筆者は悪いところを一つ一つつぶすよりもっと根本的な問題を解決すべきと主張する.つまり古く悪いものを直すのではなく,新しく良いものを生み出すのである.それに比べて中国は経済政策に関しては地方に権限を上手に分け,人民の権利があまりないこともあり改革が上手に遂行している.日本やソ連は中央集権過ぎてそれができていない.


筆者は楽天<