[seminar] 電子書籍の現状と今後の展望

田代真人さん(株式会社 アゴラブックス取締役)の講演を聴きました。

メリットは

  • 入手、閲覧までの容易性
  • スペース
  • 価格
  • 動画などのマルチメディア

デメリットは

  • 作成コスト
  • 高コストや低利益から派生する質の低下


1000円の紙の本は

  • 書店220円
  • 取次80円
  • 印刷製本250円
  • デザインDTP80円
  • 印税100円
  • 出版社経費270円

750円の電子書籍

  • Appleなど配信料300円
  • デザインDTP80円
  • 印税100円
  • 出版社経費270円


日本は紙の本が安いので電子にすることによる値下げ幅は少ないというのは気付きでした。
しかし、それを含めて全体的に電子書籍にネガティヴなお話。出版社側のポジショントークに聞こえました。(20100915(Wed.)0020 田代さんにコメントを頂き削除)
ユーザ側に立つと話を変わると思う。


その他、tips話。
たいていの本は返品が7割。ベストセラーを含めると返品が4割。
郵政公社の顧客データはNTTDataがsalesforceに丸投げしてアメリカのサーバにある。


私が関連で興味を持っている方は下川和男さんです。