判断のために求められる考慮の深さ

ゲーム理論やOR(Operations Research)の手法を用いて意思決定することは多くの場合で有効である.しかし時系列的に流動性がある事象に対して現在の情報(プレゼンス情報)だけを抽出したり,入力が偏っていると,定式化を誤りロバスト性のない判断をすることがままある.


また囚人のジレンマで多くの意思決定者が選択してしまうNegative Spiralに陥らないように手段を講じることは重要である.私は,竹島の領土問題に関しては日本に正当性があると結論付けたが,

次のように違うスタンスで考えている方もいるようです.


丁寧にまじめに考えることの大切さ@雑感部屋 by いーそぃ


私には難しくて理解できていない部分もあるのだが,これに対して所感3点.

  • 文化などの立脚地が異なる相手には特に辛抱強く相互理解を試みることが大切なのは同意見です.
  • 囚人のジレンマでNegative Spiralに陥ることを避けるにはお互いが隔離されずに話し合える(カルテルを組む)環境がもちろん必要です.しかし,片方が裏切り続けると全体合理性としてのpositiveな結果は決して得られない.これが日本と近隣諸国における問題であると思う.日本もそうなのだが,韓国や中国の方がよりナショナリズムによる話し合い(カルテル)なき自己合理性の追求が良く見受けられるからだ.政治的に落ち着くと変わるのだと思う.絶えず自白する仲間のために自分は自白しない囚人でいられるか?が課題です.
  • 信仰と科学の重ね合わせはアインシュタイン的なイメージを受けた.


さて私は竹島問題に関しては今でも,韓国が自国の利益のために弱い正当性を主張し,自国民に刷り込んでいると思っています.しかし,この件に限らず人の多様な意見を吸収しすみやかに解析する能力を身に着けたい.また,実行し続けたい.なぜなら自分が間違って認識していることも多々あるはずだから.